ブログ | 東進ハイスクール 志木校 大学受験の予備校・塾|埼玉県 - Part 4

ブログ 2020年08月の記事一覧

2020年 8月 2日 8月に入って~後篇~

こんにちは! 志木校担任助手の澤井です。

 前回に引き続き、共通テストの話を進めます。

 

 共通テストは、

当初は数学と国語に記述試験が用いられる予定でしたが方針が転換され、

従来のセンター試験と同様に完全マーク方式の試験となっています。

大問のなかに小問が複数存在し、

4択~8択程度で選んで解答します。

前の問題と連動した出題がなされたり複数回答する問題が出来たりしている点で

センター試験と異なります。

もちろん当てずっぽうで埋めても当たることはありますが、

記述による部分点がない分、正しく学習して正解にたどり着かなければなりません。

ゆえに演習段階では、特に

解答を導くプロセスについて意識する必要があります。

 

 解答のプロセスを精錬し修正していくには

復習がもっとも大切だと言えます。

なぜなら知識や練習が不足していることや

問題を解くときのクセ(焦って読み飛ばす、ケアレスミス、

分からない語彙や単語にこだわってしまうなど)に

自分で気付き、意識して解けるようになるかならないかは

点数を伸ばしていくうえでかなり重要とされているからです。

 

もし基本的なことでつまづいてしまっていたら

解き方を習ったり基礎に立ち戻ったり必要があるかもしれませんし、

クセが顕著であれば意識的に演習を繰り返すことで

直していく必要があるかもしれません。

 

最終的に試験を受けるのは受験生本人のみですが、

このような己を見つめる作業はプロの持つノウハウで手助けし、

スムーズに進めることが出来ます。

復習の重要性が伝わったでしょうか?

 

2020年 8月 1日 8月に入って~前篇~

こんにちは! 志木校担任助手の澤井です。

 今日から8月に突入しました。

 今年は花火大会や海開きなど夏の風物詩ともいえるイベントは軒並み中止となり、

ひと際味気ない夏になりそうで、うら淋しく感じます。

 

 こと大学受験に関しても、

休校期間の影響で夏休みが短縮されたり、

模試や講習の実施方法が変わったり、

部活の引退が先送りされたりと大きく影響を受けています。

 

 そのような中で今年より、

1990年から始まったセンター試験が「大学入学共通テスト」という名前に変わり、

試験内容も大きく転換されます。

たとえば英語ではリーディングとリスニングの得点比率が4:1から1:1に変わり、

読み上げる速度も格段に上がります。

また、地歴科目も暗記するだけでは得点にならず、

知識を用いて史料や図表を読み込ませるような形式に変わります。

与えられた情報の中で自ら学び、考えるような即戦力となる人材を求める

社会に合わせた変容と言えるかもしれません。

 

 

そうした変化の一方、

「試行調査」というかたちで問題例こそ示されていますが、

現状、過去問として解くには量が足りていません。

加えて、休校期間による授業の中断や時差登校などで

高校での授業が受験までに終わるかどうか分からない高校も増えています。

さらには第2波とも言われる昨今、高校生の感染者も少しずつ増え、

学級閉鎖や学校閉鎖が各地で見られます。

 

では受験までの残り6か月をどのように対策していけばよいのでしょうか。

 

国立大学はもちろんのこと、私立大学の多くでも「共通テスト利用型」として取り入れられている共通テストは、センター試験よりもより大きな役割を担うようになりました。

私は、共通テスト対策として最も有効なのは

「どの試験形式にも対応できる学力×センター試験の演習×共通テストの対策」

の合わせ技だと考えます。

 

どれを取っても重要ですが、

特に演習に関しては、

どの時期に、どれくらい演習して、どのように復習し、次につなげるか

というサイクルが大切です。

 

明日は効果的な復習法について話します。